今月のイベントでは、季節を感じられる「藤の花作り」と「かざぐるま作り」を行いました。
◆藤の花作りでは、三角に切った藤色のお花紙をテーブルに散りばめ、それを長いセロハンテープに貼り付けて藤の花を表現しました。ふんわりと重なり合ったお花紙が本物の藤の花のように見え、「きれいだね」「春らしいね」と皆さん笑顔で楽しまれていました。緑色の葉を付けて仕上げると、とても華やかな作品が完成し、フロアが明るい雰囲気に包まれました。
一つの作品を皆さまで協力して作ることで、自然と会話も弾み、「ここにもっと付けようか」「いい感じになったね」と声を掛け合う姿も見られました。共同作業ならではの楽しさや達成感があり、完成した時には大きな拍手と笑顔があふれていました。
藤の花が完成した頃、先日お誕生日を迎えられた入居者さんに一年の抱負を伺いました。「つつがなく、一年を過ごせますように」と、素敵なお言葉をいただきました。何気ない日々を大切に思うそのお気持ちに感銘を受け、次の一句を詠みました。「つつがなく 今日を終えたり 春の月」。
※「つつがなく」とは、何事もなく無事に平穏に過ごすという意味があります。
春のやわらかな月を眺めながら、一日を穏やかに過ごせた喜びや、何気ない日常のありがたさが感じられる、心温まる一句となりました。優しい言葉に、皆さまも深く頷かれ、穏やかで温かな時間が流れていました。


◆かざぐるま作りでは、折り紙を使って色鮮やかなかざぐるまを制作しました。折り方を確認しながら丁寧に作り、「昔よく遊んだね」「回ると楽しいね」と懐かしそうに話される場面もありました。完成したかざぐるまが風でくるくる回る様子に、皆さん興味津々で見入っておられました。


【豆知識】
藤の花は、長く垂れ下がる姿から「長寿」や「繁栄」の象徴とされ、古くから親しまれている花です。また、紫色の藤には「優しさ」や「歓迎」という花言葉もあります。かざぐるまは、風を受けて回ることから「良い運気を呼び込む」とも言われ、昔から子どもの遊び道具として親しまれてきました。
これからも季節を感じながら、皆さまに楽しんでいただけるイベントを企画してまいります。

